セルフライナーノーツ
道しるべ
大変お世話になっていた仙台の友人が春先に結婚するという報せを受けて、プレゼントする為に書いた楽曲。
その漢気の塊の様な友人の事が、僕は心の底から大好きでとっても尊敬していたんですね。
なので持ちうる全てを注ぎ込んで、彼と彼の奥様の為に最高のラブバラードを送りたかったんです。
しかし制作にあたり歌詞にはだいぶ苦しみました。ラブバラードとか慣れてないので笑
でもそんな時、また別の漢気の日本代表みたいな人でありながらも、大変優れた感性の持ち主である富山の友人が、歌詞に素晴らしい魔法をかけたくれたんですね。
おかげでストレート且つ想いのこもった壮大なバラードに仕上がりました。
Y.K氏に、この場を借りて改めて、深く御礼申し上げます。(同様にHomeとBlue moonにも実は同様の魔法をかけて下さっています)
出来上がった楽曲を先の友人御夫婦に届けた際、とっても喜んでくれた事、そして今でも大事に大事にこの曲を愛し続けて下さっている事、僕はずっと誇りに思っています。
あれから8年の月日が経ち、この曲をまた別の使命のために、パッケージングしたいねという話になりました。
それは歌詞中に登場する「さくら」というワードが、僕らがお世話になっている富山の恩人が経営されているお店の店名だったのですね。
感謝の意を込める為にもこの曲をどうしても今年の春、この時期にまた、作品として残したかったのです。
その僕の衝動を快く受け入れてくれて、当時よりもさらに美しく、荘厳なアレンジを施してくれたギターRyuheyに、僕は本当に感謝してもしきれません。
この曲にまつわる全ての人が、幸せであってほしいと願い、この度レコーディングに臨みました。
もちろん今これを読みながら「道しるべ」を聴いて下さっている、あなたも含めて。
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この楽曲は東京の若者主体の富山県人会の為に、楽曲を製作して欲しいという依頼があり書きました。
それまで余り故郷を意識せずに東京で音楽活動をしてましたが、ちょうどその頃から故郷富山でのライブや色んな媒体などにもちょくちょく呼んで頂けるようになり、帰省する度に改めて良い場所だなーとか、メシどこで食ってもすげー旨いなぁとか、自然と故郷に対して愛が深まっていった時期でもありました。
個人的に「どんなに離れても繋がっている 都会の人混みの中寂しい夜でも」という一節は歌っていて今でもたまに、込み上げてくる時があります。
田舎から都会に出て来た方には特に共感して頂ける歌詞ではないかとちょっぴり自負しております。
なのでそういう方達と分かち合いたい「応援歌」でもあるのかもしれません。
冒頭と最後のna na na〜って歌うとこ、是非とも覚えてライブ会場で一緒に歌って下さい。
その合唱が大きくなるほど、僕がこの曲に込めた想いを共感して頂けたんだなとより強く感じ、僕はその度に泣くと思います笑
皆さんのそれぞれの故郷や、それぞれの美しい記憶を思い浮かべながら聴いて下されば幸いです。