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セルフライナーノーツ

Daisuke

 

kaleidoscope

まず曲が先に出来た時に「コレはっ!!」と確かな手応えを強く感じました。
良い曲が書けたと思った分、それに納得のいく歌詞を載せるのに実に苦労しました笑
パターンとしては4.5個くらい同時に書き進めたのかな。
その中で選りすぐって絞り出して、自分の中でようやく完成した!って歌詞を一回Ryuheyに「出来ましたーっ!」って送って数日寝かしてたんですが、なんかちょっと違うよなぁっ、て感じに二人でなりまして笑
それで更にそこから直して書き上げたんですけど、一回出来た!って思っちゃった曲を更に昇華させるっていう作業は、個人的に結構難しくてですね苦笑
生みの苦しみを散々味わいつつ、違うなー違うなーってパズルみたいに色んな言葉をハメては捨てハメては捨てを繰り返してたんですが「熱帯夜」ってサビの冒頭のワードがビタッとハマってくれてからは、ブワーって世界観が広がってそこからは非常に早かったですね。
最後の方は夏前リリースだし、夏の雰囲気に任せて、これくらい攻めた歌詞でも良いかなと思ってエイっ!て感じでしたけど笑
結果それが凄くハマりました。

最初に、イメージとしては Rob Thomas の「Lonely No More」みたいな曲を書きたいなと思っていたので、多分歌い方とかもちょっと意識してます。良かったら聴き比べてみて下さい。

サビのRyuheyのギターのフレーズなんて、もう最高にハマってるでしょ!?
デモを送った次の日くらいにRyuheyが興奮してすぐアレンジしてくれて、それ聞いて僕もまた大興奮みたいな笑
お互い「スゲー!スゲー!」なんつってね。

HangOut第2章の始まりを告げるに相応しい、最高のリード曲を我々は皆様にお届け出来たかなと自負しております。
2019以降の夏はこの曲を定番曲にして下さい笑
まぁ、夏以外でも我々多分ライブで演ると思いますけど。

長く愛して頂ける楽曲になってくれれば良いなぁ。



aurora

この曲に関しては、約1週間でアレンジも含め完成しました。
夜中にコンビニに行く時に誰もいない街並みを歩いてたら「眠れる森」ってワードがふと浮かんだんですよね、コレほんと笑
イメージが固まったらすぐ書けるんですけど、この曲は多分今まで一番早く書いたかも。

Ryuheyのギターが特に秀逸ですね。僕が歌詞や曲に込めた意図を、全て理解してくれて寄り添う様に弾いてくれています。
「揺蕩う湖面の」の歌詞のとこなんて、個人的に本当にたまんないっす笑

最初にアレンジされたテイクを聞い時には本当にびっくりしました。Ryuheyこんな事も出来ちゃうんだぁ!って笑
本人も驚いた様な事言ってましたけど笑

そんな風にお互いを高め合って、開かずの引き出しを引き出しあっちゃう我々。
僕も今回の三曲の歌入れに関しては感情や表現にもこだわりました。
上手いんですよぉ、Ryuhey、引き出すのが笑

曲名はディズニーの眠れる森の美女のヒロインのオーロラ姫から拝借したのと、現象としてのオーロラ。二つの意味を持たせて決めました。
幻想的な曲に仕上がり、個人的にとっても気に入っています。



sanctuary

この曲はHangOutのメンバーや仲間のミュージシャン達へのラブレターみたいな意識で書きました。
綴った言葉達は確かに彼等と過ごしている時に僕がいつも感じる事で。
ずっとこういう優しい雰囲気の曲書きたかったんですよね。
Ryuheyのギターも会話してる様に聞こえませんか?
耳に入ってくる音がとにかく気持ちいい。

将来的にはどっかにメンバーか他の誰かにラップ入れて貰ったりしようかな笑
アルバムバージョンではまたちょっと違ってたりとかも面白いかなとかぼんやり考えてます。

気付いて頂けてるとは思いますが、意識的に歌詞にもHangOutって入れたんですよ。
ライブではそこを皆んなにHangOutって言ってもらおうかな笑
練習しといて下さいね。

Ryuhey編

あくまでRyuheyの主観のみで今回のミニアルバムについて語ります。

kaleidoscope


例によってDaisukeのデモを聴いた瞬間にピンときた曲ですね。今回のキーになる曲だなと。
曲の印象はアレンジで結構変えました。デモの雰囲気からはだいぶかけ離れていると思います。
今までのままの手法でも悪くはなかったのですが、HangOutは第2章に突入する必要性がありました。
1stフルアルバムの「Full speed ahead」はオレたちが結成するまでのプロフィールのようなもの。1stアルバムってどのバンドもそうだと思います。少なからず前身バンドの匂いもあるだろうし。
今回の3曲はこれからのこと。HangOutのメンバーでのカタチはできた、HangOutを溜まり場にしてくれるお客さんもできた、さぁ、これからみんなで、HangOutとお客さんで何を作ろうか、ということを考えるだけでなく明確に提示しなくてはならないなと。それが第2章に突入する必要性であったとカンジています。
そして実現しました。
全体的にBメロ以外はコードを鳴らさないようにしました。コードありきで作るのではなく、クラシックのようにフレーズの集合体として作り上げることができたなと。
サビの強烈なメロディに対してギターとベースがユニゾンフレーズのカウンターで迎え撃つ。単音だけどメロディとの掛け合いで和音を連想させる。
和音を極力鳴らしていないから音数が少ない。音数が少ないとスカスカで軽くなりがち。でもそうならないHangOutの演奏クオリティを存分に盛り込む。完璧なバンドアレンジだと自負しています。そしてHangOutの新しい扉を開けたなと実感してます。

ギターのイントロフレーズとエンディングフレーズはオレのアイディアです。ギターソロとしてエキサイティングに弾きまくってもよかったのですが、違うなと。オレが気持ち良くなるのではなく、ライブに来てくれるみんなと歌いたいなという欲求が芽生えまして、ならばそのみんなで歌えるメロディをギターで先導しよう、という想いを込めたフレーズです。みんなと歌って楽しくやれるなら、ギターソロなンかなくたってイイじゃない。
キレの良いカッティングはオレの必殺技。そこはタップリと入れて、Ryuheyらしさで埋め尽くしました。

和音を鳴らしていない分、ベースのラインが非常に重要な役目を果たしています。ベースがコードを連想させているのです。ただそれをキープしているだけではなく、サビ前のカウンターフレーズは暴れまくっていてカッコイイ!アレは目つきの鋭い細身のベーシストにしかできないですね。さすがKといったところでしょう。

ドラムは非常にMacらしいフレーズのオンパレードですね。Macが織りなすビートが「HangOutらしさ」の要だなと改めて痛感しました。つくづく歌にフィットしている。今までもそうだが、今回のサウンドは音数が少ない分、歌にフィットすることの必要性、重要性が非常に高い。今回のようなアレンジが成り立つのもこのドラムあってこそ。

ボーカルはひと皮剥けたなって言うとエラそうですが、Daisukeが次のステージに到達したことをデモを聴いた時にカンジたし、最近のライブでもカンジていました。歌詞、メロディともにスゴくイイですね。
レコーディングしていても非常に良い関係性を築けていて、今回は特にピジネスパートナーとして、作家と編曲家として、お互いバランスよく接することができ、おかげで作品を客観視して作れましたね。Daisukeだけが表現できる色気を追求して凝縮しました。非常に満足している曲です。



aurora

イイ曲書いたな、Daisukeは。なンか悔しい。オレが作詞作曲したことにして欲しい。そンな曲です。
作業を振り返ると、予定外なアレンジというか、曲に導かれてアレンジさせられたといった印象ですね。
イントロとAメロはハーモニクスでバッキングしたり、サビはメロディを輪唱するかのようなアルペジオを弾いたり、タップリと歌い上げるギターソロを弾いてしまったり。アコースティックギターで弾き語りしてるだけのソロを聴いただけで、ここまで引き出されてしまいました。Daisukeに操られてるな。オレ。

ベースはさすがと言ったところですね。なンの打ち合わせもなくオレのギターと絡みつつ歌を支えるということをほぼワンテイクでキメてくれました。この手の曲こそベーシストは手腕を問われるし、逆に手腕を発揮できる。10年以上DaisukeとRyuheyのワガママを受け止めてきたのは伊達じゃないね。

ドラムもシンプルながらも後半に向けて少しずつボルテージを上げてゆく、でも上げすぎてはいけない、そンな難しいところを見事演出しています。作曲や編曲ができるドラマーならではの仕上げ方ですね。



sanctuary

HangOutを歌った曲かな。そう解釈しています。
この曲の歌詞のように、アコギを弾いて歌うDaisukeの周りにメンバーが集まって、気張らず会話を楽しむかのように演奏しています。
ギターパートとしては終始会話の合の手のように弾いてみました。ギターソロは驚きでした。自然体で弾いたのですが、こンな優しいトーンやフレーズのギターが弾けるのか、オレ!という発見がありましたね。
HangOutに導かれた結果だな。バンドによって自分の新しい扉が開くのはホントにウレシいし、有難いことですね。
ベースはこの雰囲気の中でスラップなンか交えつつ結構バラエティに富んだ演奏してますね。自由だね。
ドラムはとにかくメンバー全員を見守ってます。Macの役割と押し付けてますが、それがイチバンしっくりくる。これからも見守ってもらいます。それがイイ。

 

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